エネルギー源

化石燃料

日本の原油・燃料油消費量の推移

日本の原油消費量(特に燃料油)の近年の動向ををまとめました。ソースは経産省がまとめている石油統計です。全体の消費量は2016年をピークに減少傾向にあります。コロナのロックダウンの影響で2021年が大きく落ち込み、2022年に一度揺り戻しがあ...
再エネ

浮体式洋上風力の導入に向けた研究開発プロジェクト

風力発電は日本のエネルギーミックスを考える上で大変需要な電源ですが、現状は普及が進んでいません。2023年時点で風力発電の発電量は1.07%にすぎません。一方、第7次エネルギー基本計画によれば2040年度において、風力発電は日本全体の電力需...
原子力

小型軽水炉BWRX-300の概要

BWRX-300は日立GEが開発している出力30万kWの小型BWRです。欧米を中心に認可され、建設計画が進んでいます。日立GEの公式サイトによれば、以下のプロジェクトが正式に進行しているようです。ダーリントン新原子力発電所プロジェクト建設予...
新エネルギー

ティーエーイー・テクノロジーズの特徴

ティーエーイー・テクノロジーズ(TAE Technologies)はこれまでに12億ドル(1800億円)調達している有望な核融合スタートアップの一つです。世界における核融合スタートアップの状況(エネルギー情報サイト 2025年1月2日)TA...
化石燃料

日本の鉱物性燃料の輸入状況

日本が輸入している鉱物性燃料(原油、LNG、液化石油ガス、石炭)の状況を調べました。ソースは財務省の貿易統計です。輸入数量についてFig 1 鉱物性燃料の輸入数量原油および粗油は主にガソリンや発電用に利用されるものですが、輸入数量はこの10...
再エネ

世界における水素生産の現状

日本および世界における水素生産の現状をまとめました。まず、水素は基本的に「1次エネルギー」ではありません。「1次エネルギー」とは化石燃料、原子力、太陽光・風力のように自然界から直接得られるエネルギーであり、水素は「1次エネルギー」を加工して...
原子力

革新軽水炉SRZ-1200の概要2

三菱重工が開発している革新軽水炉SRZ-1200の特徴をさらに掘り下げていきます。少し古いですが、以下の資料を参考にまとめていきます。革新軽水炉 SRZ-1200(原子力学会 2022年10月29日)革新軽水炉SRZ-1200の特徴として、...
再エネ

FITとFIPの違いについて

FITとFIPは共に再生可能エネルギーの普及を促進するために導入された制度ですが、何がどのように違うのでしょうか。FITは「固定価格買取(FIT)制度」であり、2012年に導入されました。この制度により、電力会社は再エネ設備から発電された電...
新エネルギー

コモンウェルス・フュージョン・システムズの特徴

核融合スタートアップで最も資金を集めているのがコモンウェルス・フュージョン・システムズ(Commonwealth Fusion Systems)で、これまでに20億ドル(3000億円)集めています。同社は同社はマサチューセッツ工科大学(MI...
化石燃料

中国の石炭火力に関する状況

中国の石炭消費量は圧倒的です。以下の表に中国の石炭消費量と世界の消費量に占めるシェアを示します。2023年までが速報値、2024年は評価値、2025-2027年は見通しです。世界における石炭需給の状況(エネルギー情報サイト 2025年1月1...